入院11日目(手術から9日後)
今日が、病院で一日を過ごす最終日である
朝から便意はあったが、一向に排出されず困っていた
便が出ない所為か、下腹部が膨れ、傷口が腫れてきた
こんなことでは、傷口が開いてしまうぅぅ!!!
開くまでいかなくても、キレイに治らなくなってしまうではないか
下剤が効かないので、看護師に座薬を入れる?と聞かれる
結構辛かったので、昼過ぎてもダメだったら、お願いしますと答える
すぐに座薬をやって、遅れて下剤が効いてきたら、私のお腹と肛門はお祭り状態になってしまう
少し、様子見することにした
看護師から退院後の生活について説明を受ける
…え?家に帰ったら湯船に浸かっていいって??
1ヶ月ダメなんじゃなかったの?
1ヶ月は自転車は禁止
そして、3ヶ月は性行為禁止…安心してくれ、この蕁麻疹じゃそんな気も起きない
病棟のクラークから、医療費の概算について知らされる
11万円程度と
まあ、想定内ですね
退院を早めなかったのは、手術受けたら当月内ならどれだけ病院にいても、医療費の自己負担分は変わらないからね
上限額超えてるわけだし(サラリーマンの大多数を占める、区分ウなので)
それなら、二日でも長くいた方が得じゃないですか
設備や環境に不満や不便はあるけど、黙っていてもご飯が出てくるし、看護師は面倒看てくれるし
ともかく、B病院は医師も看護師も親切で丁寧だった
ホント、ありがたかった
こんな図太くて、多少のことでは動じなさそうな私だが、手術で臓器を採られるとあれば、入院前は不安でしたよ
口にはしなかったけれど
(医師や看護師から、本当はどう見えていたかは分からんw)
別に不安を解消はしてくれなかったけど(メンタルの治療をするところじゃないからね、ここは)、ケアは充分だったように思う
退院するまでに、自分の看護を担当する人はほとんど、顔と名前を覚えてしまった
10人くらいいたと思うけど
何故か、主治医の顔だけはなかなか覚えられなかったw
シャワーの時、お腹を見たがヤバイ
はち切れそうだ(流石にそれはオーバーか)
観念して、座薬を入れてもらう
座薬は溶けるまでに時間がかかるから、少なくとも10分は我慢するように言われる
もう、すぐに漏らしそうなんですが…
10分後、よろよろしながらトイレへ向かうと、座薬を入れてくれたナースが笑っている
ホント、滑稽だよなw
座薬とともに少量の便が出たが、当然、スッキリ感はない
そして、病棟内トイレ立てこもり事件が勃発
40分後…難産の末、二日分の便を排出したのでした…
一つ二つ詰まっていた固形のブツが出たら、そこからは液体…
あ~~~楽になった
完全にびびった私は、しっかり酸化マグネシウムとアローゼンを飲む
腹筋が崩壊しているので、お腹に力が入れることができない
力を入れようものなら、傷口がすげー痛い
傷口が腫れるのが気になったけど、便秘がひどくなったら腸閉塞で手術ってこともないわけじゃない
浣腸や強い下剤を飲むと嘔吐してしまうし、嘔吐も今の私には堪えられない
しばらく、便秘にならないよう細心の注意が必要だ