退院3日後(手術から13日後)
手術から丁度、2週間経つ
まだ傷口からは、わずかだが何やら液体が滲み出ており、腹帯を汚していた
便は変わらず、日に3~4回出ている
いずれも固形ではないが、B病院トイレ立てこもり事件の体験から、くだっている方がマシと判断する
退院してから朝1錠、酸化マグネシウムを飲んでいるだけなのだが…
そして、この日を境に、身体に異変が起きる
「おりもの」が大量に出るようになったのである
頭の中は大混乱である
何故?なぜ?
子宮がなくなったら生理がなくなって、つまりは「おりもの」もなくなったんじゃないの??
入院中はおりものどころか出血すらなかった
パンティライナーは白いままだった
何が起きたんだ!?!?
退院して間もないというのに…外来の予約までは、日にちが結構ある
何かあったら連絡するようにと言われていたが、B先生、火曜は病院にいないじゃん…
生死に関わるようなことではなさそうだけど、気になりますよ…
頼れるものがなく、目の前の黒い箱に聞いてみるしかない
そうこうする間にも、パンティライナーがぐっしょりする
ググった結果、子宮を摘出しても「おりもの」がなくなるわけではないらしい
それにしても、多すぎやしないか?
ちなみにこの日以降、外来で診察を受けるまでずーっと、平均してティースプーン2~3杯のおりものが毎日出ている
それより多いときもあった
時間や行動などと関連せず、いきなり出る
子宮があった頃のおりものとは違っていて、それまでに見たことのない色と質感
例えるなら、トロリとしたロイヤルミルクティー
性質の悪いことに、子宮を失った私は腹部に力が入らない
傷があるということもあるけれど、子宮をキュッと筋肉で締めることができない
女性なら分かるだろうが、生理のときにある程度、経血の排出を堪えることができるのは子宮口があるからで、膣まで落ちてきたものを容易くは止められない
(経血の排出を堪えない方も堪えられない方もいるとは思いますが…私はナプキンにはできるだけ出さず、なるべくトイレで排出していたんだよね。昔の人はそうしていたって聞いたから。それに、ナプキンが濡れたときの感触が嫌で。それに、1~2日目のドロッとした経血がうまく吸収できない気がして)
そんなわけで、ロイヤルミルクティーは流れるまま
トイレまで我慢できず、パンティライナーにとどまらず下着やズボンまで濡れそうである
こんなのは初めてだし、そもそもこの液体はどこから湧き出ているのか…
濃いミルクティー状のおりものがある以外、身体には異変はなかったので、病院に電話まではしなかった
註:毎日様子見をしていたが、結局、医師の手を借りるまでこの「おりもの」は止まることはなかった…