退院から3~9日後(術後3週目)
この間、終日雨の日を除き、できる限り外出するようにした
手段は電車かバスで、しかも頭の中は極力、歩く距離の短いルートをはじき出す
人生でこんなに多く、バスに乗ったことはないだろう
短距離でも電車を使うので、PASMOにチャージしてもすぐになくなってしまう
交通費は惜しみたい派だが、この時期はそんなことは言っていられなかった
駅では、階段が辛かった
手すり必須
老人になった気分である
気分というか、老人となんら変わらない
そして、人混みが恐怖である
目には見えないところに傷を負っているので、誰かに、何かにぶつかるのが怖い
普段なら、ちょっと他人とぶつかりそうになっても軽くかわせるが、手負いの私は俊敏な動きが取れない
なので、動きの予想できない子どもやスマホに夢中の人間には近寄らない
優先席も、遠慮なく座らせていただいた
立ったままで、電車の揺れでに堪えられるか自信がなかったし、駅のホームに着くだけで体力の限界を迎えてしまっていたのであった
普段なら絶対に使わない駅のエレベーターも使ったし、エスカレーターは左固定
退院翌日に相当な無理をした所為か「今の自分の限界」が分かったので、それ以降、無茶な計画は本能が避けていた
体力的に許す範囲で、出掛けていた
そしてホント、家にいなかった笑
その理由は、速度がのろのろすぎて何をするにも時間が掛かるし、すぐに疲れる
一日につき、一つの用事しか達成できないの
だから毎日のように、外出せざるを得なかったw
スーパーへ買い物に行くだけでも大変で、なにせ重いものを沢山は持てないので(傷によくないし、体力的にも難しかった)それだけでその日の大仕事なのだった
分かりやすく言うと、腰より上に持つ荷物は、軽くないとダメ
重い場合は、ひじを伸ばした状態で持てるものに限られた
こういったことは誰に教えられたわけではなかったが、もう、本能から避けていた
体は正直である
リストの中でできたことは、西荻のケーキ屋に行ったことと、日比谷のミシュラン店に行ったことだけかな?
情けない
リストになかったことでやったのは、ミシュラン坦々麺を食べに行ったことと、浅草のパフェ屋に行ったこと、前から気になっていたチェーンのタコス屋に行ったこと、ウチの数駅先にできたグルメバーガーを食べに行ったことかしら
外食ばかりしているなwww
だけど、体重は変わらずにいた
量を食べられなくなっていたのだ
そうそう、退院の日に体重を量ると、2.5kg減っていた
そのうち700g超は筋腫なので、1.7kgのダイエットに成功したことになる
もうちょっと痩せたいけれど、難しいかな~
ちなみに、2.5kg痩せても、お腹はぽっこりしたままである
(傷が裂けそうな気がして、絶対に太ってはいけないと思っていた)
もう一つ
病院で貼られたテープがかゆくなり、とうとう新たに仕入れたテープ(3Mのサージカルテープ)に貼り替えることにした
手術から16日後である
E先生は百均のビニールテープでいいと言っていたが、ベトベトだし、絶対にかぶれる自信があるので、ドラッグストアで専用テープを買ってきた
ついでに、ドレーン穴を塞いでいたテープも剥がし、キズパワーパッドを貼る
やはり、傷口には2ヶ所、シワ?ひだ?がある
餃子の閉じ口のようである
伸ばす方法も思い浮かばす、そのままテープを貼った
ドレーン穴はリアルに穴が空いており、このままでいいのか?と不安になった
キズパワーパッドの取説には、傷ができた翌日以降には適さないと書いてあったが、無視して貼りつける
他の案は、ない
剥がすフィルムのきっかけが斜めで、傷に対してパッドがギリギリになってしまう
傷口が凹んでいるので盛り上がることはなかったが、パッドが白くはなっていたので問題なさそうだった(註:キズパワーパッドの取説を参照ください)
サージカルテープはそのままシャワーも浴びることができるが、入浴後はティッシュで水分を取ったほうがよさそうで、実際にそうしている(今も)
病院食が野菜ふんだんで、この頃は真似をして、よく料理を作った
便秘恐怖症になっていたから
それに、3食きちんと食べねばならなかったし
野菜スープ、小松菜やブロッコリーのおひたし、人参の甘煮、蓮根のきんぴら、ラペ…
まあ、時間を持て余してもいたので
そうだ
退院処方でロキソニンをもらったけど、結局これまで1錠も飲まなかった
痛みに鈍感なのか、ホントに痛くなかったのか、先生が上手くオペしてくれたのか
大した痛みではなかったが、排尿痛も続いていた
排尿には多少、腹筋を使うようで、仕方ない感じだ
(傷の写真うpしてもいいのですが、B先生に迷惑掛けたくないので。それに、結構グロいので自主規制。今後も、写真はないと思います)