最初の指摘
もう、記憶が曖昧である
約10年前
ハタチで加入した定期保険が35才の満期が近付いて、切れるんじゃないかと心配した記憶があるから
Aクリニックへ行ったきっかけは、子宮筋腫があったからでもがん検診でもなく、月経不順(頻発月経)が理由だった
それまで私は別の地で暮らしており、この土地で産婦人科には通っていなかった
もっとも、以前住んでいたところでも産婦人科へ行ったのは一度きりで、性病ではない何らかの細菌に感染したときだけだ
とりあえず、ネットで女医のいる産婦人科を探した
内科も皮膚科も乳腺科も男性医師で全然構わないが、婦人科だけは嫌だった
(実を言うと、今でもそう思っている…後に理由は分かる)
幸い、最寄り駅近くのAクリニックは医師が女性だった
どうでもいいことだが、年齢や雰囲気も含め、私の母に似ていた
思えば、この時初めて、あの婦人科内診台に乗ったような気がする
毎年乗っていても全く好きになれないし、毎度ど緊張する
カーテンの向こう側で何をされているか分からないし、お尻の支えもない
ともかく、来たついでと子宮がん検診のための細胞を採られ、エコー検査と血液検査をされた
頻発月経はさておき、子宮筋腫らしきものがあると、そこで初めて指摘を受ける
「ただね~エコーだと子宮筋腫か卵巣嚢腫(のうしゅ)か分からないのよね~」と先生はおっしゃり、念のためとMRIを受けることになった
卵巣嚢腫!?