さよなら、子宮筋腫

子宮筋腫と子宮をとった記録

メリットと倫理

デメリットについてはかなり考えた

 

次は②③を選ぶ際のメリットだが、②は「かもしれない」が多い

頻発月経が改善されるかもしれないし、膣の異物感も感じなくなるかもしれない

一気にドッと出る経血もなくなるかもしれない

筋腫はなくなるので、見た目は良くなるだろう

 

③を選ぶメリットは②に加え

→生理がなくなる(これが最大のメリット)

→生理用品代が向こう10年分浮く(頻発月経には痛い出費だ。しかも安いナプキンだと肌が荒れる。生理用下着も、ダサいくせに結構な価格だ)

→生理によるかぶれが起きなくなる(締め付け&蒸れでかぶれることがある)

 

オンナは10代初めから毎月ずーっと生理と付き合い、振り回されながら生きている

妊娠を望まないなら、月経はない方が嬉しいと思うのは自然なことと思う

温泉にも入れないし、旅行の行き先や日程も影響する

スイミングは当然のこと、スポーツ全般も(大丈夫な人もいるだろうが)

③に心は大分傾いていたが、デメリットの倫理観については何度も何度も考えた

 

私個人は、小さいころから子どもが好きではない

結婚して相手がどうしても欲しいと言えば産んだかもしれないが、そういうことにはならなかった

この先も欲しくはならないだろうし、年齢を考えると「産む」という選択はリスクしか考えられない(私自身も子どもも)

私との子どもを欲しがるオトコに出会うかもしれないが、その時は「正気になって」と諭そう

だがやはり、命に関わらない病で臓器を切除するというのは、旧型人間である私にはかなりの抵抗感があった

 

母が生きていれば相談したのだが、10年以上前に亡くなっている

父から聞いたが、母も筋腫持ちだったらしい(手術は受けていない)

手術を受けたいと父に話すが、自分にはない臓器の話をしてもピンとこないようだった

性別の異なる相手は、こういうときには相談相手にならない

父は「何故そんな手術を受けなければならないのか」と本気で思っていた

他人からは心が強い人間と思われているからか、こういうガチ相談をする友人もおらず、相談されても困るよな…と思うと自分で決めるしかなかった

 

う~ん…