入院の日を迎える
(ここから入院編。2,000字内には収めますが、ちょっとボリュームアップします)
入院の前日は、ぐっすり寝ているとどこからか結構な音量で「ホーホーホー」と何だか分からない音が聞こえてきて、うるさいなーと寝ぼけながら思って、そこでハッとなってベランダに駆け寄ると、土鳩のオスがホーホー啼いていた
あいつら、意外と音量デカいwww
寝室はベランダから最も離れていて、もちろん寝室はドアを閉めていたというのに
入院当日の朝は鳩の襲撃はなく、前夜に設営したビニール紐が役立っているようだった
10時半までに病院へ行けばよく、病院へ行ったら食事を摂れるか怪しかったので(手術終わるまで禁食です、みたいな)、早めに家を出てB病院最寄り駅で朝マックをする
間違いなく、病院食でコーヒーは出ないだろうし
10時少し過ぎに、病院の入院受付窓口へ行く
ここで入院申込書、健康保険証、限度額適用認定証を提出した
…そこで、大事なことに気が付いた!!!
手術の同意書、全部家に忘れたわ…大分前に用意していたから、別のところに置いていたわ…
昨日、入院のしおりのチェックリストを見て最終確認したけど、同意書って書いてなかったから失念したわ…(言い訳)
いや、フツーにしおりも悪いと思うけどね(この病院の入院患者、1/4くらいは手術受けるでしょ)
ともかく忘れたことは確実
私と同じように、今日入院する面々が集まり、ある程度集まると病棟の看護助手がやってきた
ワゴンに荷物を載せ、運んでもらう
病棟に着くと、身長体重体温血圧酸素濃度を測った
体重を量るとは思わなかった…油断した
その後、病室のベッドに案内された
病室に入る手前で、城之内先生が待っていた
口頭で体調確認をされ、明日よろしくお願いしますと言うと去っていった
何日入院するかも分からなかったし、必ず希望が通るわけでもないと聞いていたので個室などの希望は出さなかった
4人部屋に通され、幸いベッドは窓側だった
窓からは駅が見える
個人の収納棚は驚くほど小さくて、大したものは入らなかった
ここは新しい病院ではない(つーか、むしろ古い)
C病院は数年前に全面建て替えしたので傍目にもキレイだったから、あっちに入院したかったんだよね
まあ、そんなことを言っても仕方ない
そのうち、日勤の看護師が挨拶にやってきた
左手首にIDと名前、生年月日が書かれたプラ製のワッパをされる
そして、彼女に同意書を忘れたことを話す
「1時間外出してもいいなら、家に戻って取ってきますけど…」
「ご家族は?」
「独り暮らしだし、実家の親に頼むともっと時間が掛かるし、多分無理」
「先生に聞いてみます…」
私の調べでは、今日は先生はB病院にはいないはずだが…余所のクリニックで外来診察をしているはず
ともかく、仕方ないので着替えずに待つ
そうこうするうちに昼食の時間になり、配膳される
ハンバーグだったが、全くお腹は空いていない
それから特に何もしておらず、マックすら消化できていない
食事は1/3程度押し込んで、下げてもらった
食事を終えたあと、看護師がやってくる
「B先生は今日はいないから、他の医師が同意書をもう一度作りますので」
あーよかった
家に戻らずに済むことになり、安心して売店へ向かう
腹帯とT字帯を買い、Tシャツとズボンに着替えた
これでもう、私も立派な入院患者の一員である