さよなら、子宮筋腫

子宮筋腫と子宮をとった記録

入院4日目(手術から2日後)

だるさで目が覚める

暑い

朝の検温は38.4℃、だるいわけだ

そして、傷が痛い…

 

朝食は三分粥になったが、これまた私の知っている三分粥とは違っている…

米粒1割くらいだろ!

この粥も、舌切り雀は喜びそうにない

 

朝の回診で、ただの管に成り下がっていた硬膜外麻酔のチューブを抜いてもらう

麻酔が空っぽになっていたから抜くときに痛いんじゃないかと怯えたが、幸い、何の感覚もなかった

B先生が「どうですか?」と聞いたのでだるいと答えると、C先生(B病院の他の婦人科医。女医)が

「子宮系の手術は熱が出るものだから~歩かないとダメですね~癒着しちゃうから」

C先生、小動物系の愛されキャラに見えるが、酷なことを言うね!

私は絶望する…熱があってこんなにだるいのに、ベッドから出ろだなんて…

 

硬膜外麻酔のチューブがなくなった分、動きは自由になった

しばしば点滴と麻酔のチューブが絡まって困っていたが、それもなくなった

しぶしぶベッドを出て、点滴スタンドを頼りに病院の通路を歩く

B病院はロの字に建てられており、通路は周回できる

午前中は7周歩いた

意外とイケルw

 

ところが

 

リハビリ途中で脚が痒くなり、ボリボリしつつ確認すると、両膝下が真っ赤に腫れているではないか!!!

慌てて看護師に伝える

多分、ハイソックスかフットポンプか寝汗でかぶれたと(多分、全部が原因)

だから入院前に確認したんだよ…ハイソックスの素材は何でもいいのかって…

肌の弱い人は、化繊はダメだったんだよ…やっぱり

脚にははっきりくっきりと、ハイソックスの痕が付いていた

どうしようもないくらい、痒い

生憎、B先生は手術中で(今日は金曜だ)、手が空いたら薬を処方してもらうと

他に医者はいないのか?と彼女にケンカを売っても仕方ない

看護師にも領分というものがある

 

昼食は五分粥に肉じゃが

ようやく人間らしい食事に戻った

 

スマホの電源を入れ、入っていた友人等からのメッセージに返信をする

「無事に生還」と

 

午後、再び病院を7周歩いた

痒みに塗り薬(レスタミン)を出してもらい、膝下全体に塗りこむ

 

昨夜、点滴は朝から再開するか引き続き行うかと看護師に聞かれ、都合のいい方でやって構わないと伝えており、この日の夕方に予定より早く点滴が終了した

ルートはしばらく残すのかと思ったが、あっさりそれも外された

ってことはこの後、激痛に襲われても、ロキソニンしか頼れるものはなくなったということだ

医師がいる間に、ロキソニンを用意してもらう

(夜間に薬をもらえないことは学習済み。そして薬をもらうのに時間が掛かることも学習した)

 

そういえば、昨日からしつこく、看護師に腸の動きと便意と便の有無について聞かれている

昨日はほとんど感じなかったが、この日はものすごいスピードの蠕動運動を感じる

っつーか、止めようもなく、部屋中に響き渡る感じでギュルギュルと音を発している

だが、便意はまだ感じずにいた

看護師が言うには、麻酔の際に腸の動きを止める薬を投与しているらしい

その効き目がなくなって、腸が動き始めているのらしい

そして、こんなにガスが出るのらしい笑

 

夕食前にB先生が病室を訪れ、便意について聞かれる

どいつもこいつも、私の便にしか興味はないのか???

ちなみにこの日、私の悩みは脚の痒みの方だった

確実にお腹の痛みは前日より良くなっており、悪くなったのは蕁麻疹の方だった

「まだ出たい感じじゃないです…っていうか、ここのトイレは落ち着かないです…」

特定されるので詳しくは書きませんが(B病院を知っている人なら容易に分かるだろうけど)、婦人科と某診療科が同じ病棟にあり、某診療科の特性からトイレの形状が一般とは異なっている

分かりやすく言うと、とても広くて数が少なく、おまけに鍵がない

私は結構、トイレに関しては神経質なところがあり、普段から落ち着いた環境でないと大きい方は出ないのだった…忙しかったり、出先では便秘になってしまうタイプである

ちなみに、入院初日に風呂に入ったが、この風呂も神経質な私には結構無理なタイプで、キレイにするつもりが汚れてしまった気分になっていた

不特定多数の人の足が触れた、濡れた床に、自分の足が触れるのがひどく嫌だったのである

とここまでは言わなかったが、「落ち着いたところじゃないと出ない」と先生に伝えた瞬間、なんて私は愚かなのか…と一気に落ち込んだ

他の病棟とか階下の、普通のトイレに行けばいいじゃないの…

何故、こんな簡単なことを思いつけないのか

まだ、麻酔ボケしているようだった

「よく考えたら、もう点滴も外れたし、下のトイレに行けばいいだけですよね…」

「そうですね。そういう患者さん、多いですよ」

B先生、悪気はないがちょいちょい、私の気分を落としてくれる笑

 

夕食は全粥だったから、明日は常食に戻るだろう

夕食後、点滴スタンドなしで2周歩いてみた

薬は塗っていたが、脚の痒みはほとんど変わらなかった