さよなら、子宮筋腫

子宮筋腫と子宮をとった記録

退院日(入院12日目、手術から10日後)

早朝からお祭りである

起床時間のずっと前に便意が起き、朝食までに3回もトイレへ行く

薬が効くと、こんな感じ

普段、飲まない所為もあり、程よく下剤が効くということはない

今日、下界は涼しいらしいが、こんなお腹の調子で無事に自宅まで辿り着けるのだろうか…

ちなみに入院の日は6月らしい気温で、薄手のカーディガンに、ノースリーブの薄いワンピースを着てきた(シワにならずコンパクトという理由もあったが)

今日は、気温20℃ないってよ!!

蕁麻疹の脚は丸見えだし、今日の気温に見合っていない服装だし…まあ、タクシーで帰るからいいか

タクシーで15分、便意がなければ大丈夫…

 

さっさと荷物をまとめたかったので、ゾゾガウンとパジャマのズボンを除いてバッグにしまいこむ

ワンピースは既に着ている(変なのは重々分かっているが、片付け優先)

そして、最後の回診を待つ

先週の土曜はD先生だった

昨日の回診のときに、B先生に「お世話になりました」と言おうかと思ったが、まあいいかって止めていた

どうせ、半月後に外来で会うし

そして、今日はB先生が当番のようだった

「お世話になりました…」って言って、次の日に顔を合わせるなんて大ウケですわw

昨日、言わなくて正解だったわw

 

「私さん、退院ですね」とB先生は言い、色々とお世話になりました…と応える

「まあ、蕁麻疹以外は結構良くなりました…ああ、便出ました、昨日」

「しばらく便秘にならないように、気を付けないといけないですね…」

「お腹に力、入れられないんで…」

話しながら先生は私の足首を掴み、ブンブン上下に振る

なんやねん!?

多分、浮腫みがないか、チェックしたのだろう

「じゃあ、次は外来で…」

そう言うと、先生は去っていった

私は即行、パジャマのズボンを脱ぎ捨てた笑

 

10時前にクラークが精算書を持ってきてくれた

10万と数百円

階下の会計に、保釈金を積みに行く

保険金をゲットするため、診断書を書いてもらうよう頼んできた

支払いが済むと、病棟クラークが診察券を返してくれた

その後、看護師から退院処方の薬と退院証明書を受け取り、左手首のワッパを外してもらった

刑事ドラマであるように、手首をさすってみる

これで、シャバに戻れますねww

 

会計のときに中央入口を見たが、、、タクシーが1台もいない…

B病院がちょっと変わっていることの一つに、土曜日はどの診療科も外来がない

よって、今日はタクシーが停まっていないらしかった

駅まで、この荷物を抱えて歩くのか…マジしんどい

健康体なら問題ないし、荷物がなければ大丈夫なんだけど…

そもそも、駅まで歩くのなら、バスで帰りますよw

タクシーの意味、ないし

 

同室の二人はそのままで、私と向かいの人が退院

お世話になりました…と挨拶し去ろうとするが、急にみんなが饒舌になる

これでおさらば~となると、遠慮なく話しかけられるものらしい

しばし引き止められ話をし、病室を去る

ナースステーションに挨拶をし病院を出て、えっちらおっちら駅まで歩く

自宅までのバスは頻繁で、数分でバスがやってきた

座席に座り、数分で最寄の停留所に到着する

まー寒かったわw

こんな季節感のない服装しているのは、私か欧米人くらいですよ笑

 

冷蔵庫には調味料くらいしか入っておらず、近くのマイバスケットまで買い物に行く

昼に食べるものがなかったのである

着替えるのも面倒で、季節感のないワンピの上にパーカーを羽織る

マイバスケットまで普段なら5分程度なのだが…帰ってきたら肩で息をしている状態

おまけに健常時と比べ、倍以上の時間がかかっている

毎日毎日、病院内をあんなに歩いていたというのに、なにこの体力喪失具合は

残った力を振り絞り、シャワーを浴びる

いつものシャンプーで髪を2回洗い、お気に入りのSABONで念入りに身体を洗った

いずれも、病院には持って行っていなかった

気になって気にしていた足だが、触りたくもなかったので入院中は放置していた所為で、垢を通り越して脂がヤバかった

ブラシでこすり、スクラブで洗い…ようやく人間の足に戻った気がした

点いているのかいないのか分からない病院のドライヤーと異なり、自宅のドライヤーはあっという間に髪も乾き、快適だった

洗面の大きな鏡で、蕁麻疹を検分する

それよりなにより、しばらくきちんとしたブラジャーを着けていなかった所為で、胸の位置が下がっていることに気付き、呆然となる…

 

そして昼食後、あまりに疲れて爆睡…涼しさもあって、とてもよく眠れたのだった

やっぱ、リネンはサイコー

ネグリジェもサイコー

埃もないし、サイコー