退院翌日(手術から11日後)
(ここから退院後・編となります)
入院していたときと同様、6時に起き、7時過ぎに朝食を食べる
朝食後にオロパタジンを飲まねばならなかったし、酸化マグネシウムも朝、服用することに決めたからだ
入院前は、休みの日は余程のことがない限り、朝食は摂らない派だった
当たり前だが、6時に起きることなんてありえない
ちなみに、昨日からずっと、便はゆるい
この日も既に、2回出ている
しばらく家でうだうだしているつもりだったが、C先生の「動かないとダメですね~」の言葉が脳裏に蘇る
それに、近所の買い物程度で息を切らしているようでは、とてもではないが社会復帰などできやしない
木曜(つまり3日前)にB先生の診察があったときに
「私、3週間しか休み申請してなくて、再来週の月曜から出社しようと思ってるんですけど、大丈夫ですかね??」
と聞いてみたところ、回復は人によりますからね…1ヶ月くらいすれば、皆さん元の生活に戻れますけどね…とのこと
心穢れた私には「3週間!?行けるものなら行ってみなw」と変換されて聞こえていた
あの時は「何言っちゃってるの、先生w」と心密かに思っていたが…今では
「あと1週間で出社なんて、フツーに無理」
そして、やりたいことリストの旅行/小旅行3つに早速、ペケをつける
もー旅行なんてアホちゃうか???
自分の愚かさに、びっくりする
入院前の私は、どれだけ楽天家で、どれだけ楽観視していたのか笑
とりあえず、朝のうちに洗濯を済ませる
前日は寒くて天気も悪かったが、今日は晴れていた
干し終えた後、身支度をする
ちなみに、ジーンズを履いてみたけれど、思い切り傷口を圧迫したので諦めた
股上の深いズボンに履き替える
買い物をしたいが持ち運べないので、1泊用のキャリーケースを持っていく
そして出かけるが…これが決死の旅となった…
ダメそうだったら途中で引き返せばいいやと思い、家を出る
向かうのはまず、最寄り駅である
普段なら自転車で行く距離で、歩くと結構遠い
そして今の私の歩みは、普段の半分以下の速度である
普通、歩くときは遠く前を見るものだが、不安すぎて足元しか見られない…
走ることも早足もできないから、信号は青になった瞬間に渡らねばならず、既に青の場合は1回待たねばならなかった
駅に着いた時には、すっかり草臥れていた…(日曜だけバスが休みなんだな)
目的地のデパートへは、普段ならホームラインの○○駅から歩くのだが、その距離を歩く自信がなかった…マジか…違う路線に乗り換え、隣の、デパートの真下の駅からアプローチする
健康な私だったら、到底、考えられないプランである(金も掛かるし、歩く方が早い)
よろよろ歩きながら欲しかったものを買い、キャリーケースに詰める
それから別の路線に乗り込み、実家へ向かう
デパートのある駅から実家の最寄り駅までは、乗り換えなしで行くことができる
駅からはバスに乗った
この頃には、もう抜け殻状態である
倒れそうなくらい、疲れている
どうにか最寄の停留所から、自宅まで歩く
普段なら2分だが、5分以上かかる
さぞかし心配しているだろうと、父に顔を見せに来たわけなのだが、、、、父は不在だった爆
仕方ない、無連絡で行ったわけだし…私としても、辿り着く自信がなかったんだよね
この日は父の日で、父が好きな堂島ロールと飲む酢を買ってきたんだけど
私もすっかり草臥れたので、仏壇の母に無事に戻った旨の報告をすると、さっさと退散
帰り、ターミナル駅で生鮮品などを買い、電車とバスを乗り継いで自宅へ戻る
最寄り駅から自宅近くまでのバスがないから、違う路線から帰ることに
車窓から、B病院が見えた
昨日まであそこにいたんだなーと感慨深くなる
自宅に着くと、ベッドに倒れこんでしまう
今後は、体力の限界を超えないように行動しなくては